こどもが幼稚園からもらってきた渋柿1個を使って、干し柿づくりに挑戦しています。今回でついに完成した干し柿を食べてみました!
◆今までの干し柿づくりの記録
★渋柿を貰ったので、干し柿づくりに挑戦してみます。レシピと初日の記録【初めての干し柿づくりの記録1】全工程は4つだけ!でも27日間かかります。
★一週間干したら、柿はこんな変貌と遂げました。記録2日目~7日目【初めての干し柿づくりの記録2】
★1週間干したら少しもみます。記録8日目【初めての干し柿づくりの記録】ウニウニした不思議な触感にびっくりです。
★更に10日間干します。記録8日目~17日目【初めての干し柿づくりの記録4】どんどんシワシワになっていく干し柿。
★10日干された柿をよくもみます。記録17日目【初めての干し柿づくりの記録5】我が家の干し柿はスーパーボールのようになりました。
★水気がなくなったら冷凍庫に1週間入れます。記録17日目~23日目【初めての干し柿づくりの記録6】
完成した干し柿です。はじめと比べて、だいぶ小さくなりました。
完成した(と思われる)干し柿です。最初と比べてだいぶ小さくなりました。
やっぱりヘタの周りを剥き残した皮が目立ちますね。最初の時にしっかりと剝いておけばよかったなぁ。。
●みため:シワシワで色は黒々としています。
●触ってみると:表面はガサガサです。カチカチで弾力性はほとんどありません。カチカチなのは、冷凍庫から出したばかりからかもしれませんけれどね。
●大きさ:ヘタから先までの長さは3.8㎝でした。
干し柿にする前の柿の大きさは、だいたい6㎝くらいだったので、大きさは約三分の二くらいになったかんじです。つぶしているので、実際はもう少し小さくなってしまっているのかもですね。重さも計測しておけばよかったなぁ。
切ってみたら。。。簡単に包丁で切れました。
包丁で切ってみました。ヌガーチョコレートのように中はヌチャーっとしているかなと覚悟して刃を入れたのですが、予想に反してスパっと切れました。
断面も外側と大きな変化はありませんでした。黒色でミチミチに果肉がギュギュっとつまっています。だんだん餡子のようにも見えてきました。
写真はピントが指の方に合ってしまって見えにくいですね。スミマセン。。
食べてみます。…あまくない。い。あまいのか?
いよいよ食べてみます。最初は怖いので、小さいかけらで試します。
一緒に作ってきた次男に小さなかけらを渡し、ワクワクしながら、同時に口に入れました。
「?????」
私と次男は、困惑顔で見合わせました。
口の中の干し柿が、全く甘くないのです。
ただの堅いかけらが口の中を転がっているだけです。カピカピになった紙粘土を口に入れてしまったような気分になりした。
あきらめずに、よーく味わってみると、じわじわと甘味が浮き出てきました。
私は口内に全集中し、水あめのような素朴な甘さを必死で追いかけます。
すると、違う味覚も感じとれてきました。ゲぇっとしたくなるようなこの味は、えぐみです。渋柿がもつ、えぐみが、コッソリと、でも着実に存在していたのです。
「…あんまり甘くないね。。。」
私と次男は二欠片目に手を伸ばすことはありませんでした。
どうやら我々は、27日間かけて、渋干し柿を作り出したようです。うーん。
まとめ
結論としては、味が微妙でした。
オシャレ料理的に名称をつけるならば、
「我が家の干し柿。-無味のえぐみ包み。ほんのりと甘みを添えて―」
って感じでしょうか。なんだそりゃw
これは、はっきりと失敗と言ってよいでしょう。
頭ではわかっています。
しかし、しかしです。時間をかけて育てあげた干し柿に、すっかり愛情をもってしまった私の中には、あっさりと「失敗だった」と認められない気持ちもくすぶっています。
一緒に作った次男も同じような気持ちだったようで、
「これはこれで、美味しい気もする…。」と言っていましたw
我々は自分たちの敗北を、潔く良く認められなかったのです。
「こうなったら、本当の干し柿を食べてみるしかないね!」と次男と私は結論付けました!
本当の干し柿と比較して、その違いを目の当たりにすることで、今回は「失敗」であったと潔く判定しよう。というわけです。
次回は、市販の干し柿との食べ比べを行うことにします。その時まで、我が家の干し柿は、もう少し冷凍庫に保存しますー。