「ただいま!ネコジャラ、玄関に置いたよー!」
今日も長男がネコジャラシと共に帰宅した。
ネコジャラシという植物をご存知だろうか。エノコログサとも言われる、初夏から秋にかけてイヌの尾っぽの様なブラシ状の穂をつける一年草だ。
私の住む地域では、ネコジャラシは道の脇や空き地、街路樹の隙間など、外を歩けばすぐに見つけることができる。いわゆる雑草である。
さて、我が家の長男は小さい頃からこのネコジャラシが大好きであった。
穂のついたネコジャラシを一本手に持ち、穂先をフヨフヨさせながら歩くのが、たまらなく楽しいらしい。
小学校低学年になった今でも、長男はネコジャラシと共に帰宅することが多い。(他の人の敷地内のものは絶対に取らないことは厳命しているのでご安心を。)
家の中への持ち込みは不可としているので、持って帰ってきたネコジャラシは玄関横の靴箱の上に置くルールだ。
「ただいま!ネコジャラ、玄関に置いたよー!」
今日も長男が私に声をかけながら帰宅してきた。
最近の長男は「ネコジャラシ」の「シ」を取った、「ネコジャラ」とよんでいる。
まぁ意味は伝わるし問題ないか。と、私も受け入れていた。
しかし、今日ふと思い出したのだ。
幼稚園時代の長男は、ネコジャラシのことを「ネコジャラちゃん」と呼んでいたことを。
そこで気がついたのだ。
長男、ネコジャラシと仲良くなっている!!!
つまり、ネコジャラシは、実は「ネコジャラ氏」だったのだ。
氏をつけて呼び合う仰々しい間柄から、年月を経ることで敬称が「ちゃん」付きになった長男とネコジャラシ。いや。ネコジャラちゃん。
長男とネコジャラちゃんは、さらに絆を深めていき、ついに敬称なんぞ不要な関係に!
こうして、最近の長男はネコジャラ氏を「ネコジャラ」と呼ぶようになったのでした。
うん。実に筋が通った推測ができた(笑)
この先はどんな展開が待っているのだろうか。
更に発展して略称やあだ名で呼び合う中になるのかもしれない。
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