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ピタゴラスイッチの「しめじソート」をサツマイモでやってみました!【遊んで学ぶ】プログラミング

サツマイモを背の順に並べてみました。ただそれだけなのに、子供も私も非常に楽しめました。たくさん野菜を手に入れた時、ぜひおすすめです。

 

きっかけは、Eテレピタゴラスイッチ」の「しめじソート」でした。

Eテレの「ピタゴラスイッチ」という番組をご存じでしょうか。

暮らしの中に潜む「不思議」や「法則」をアニメや体操や装置を使って、考え方をたのしく紹介してくれる子供向け番組です。

「なるほど!」「へぇー!」がたくさん詰まっており、こどもだけでなく、大人の私も楽しんで見ています。

 

そんなピタゴラスイッチのなかに、「しめじソート」というコーナーがあります。

さまざまな大きさのしめじを背の順に並べていくだけのコーナーなのですが、

「単純な作業を繰り返していくだけ」で、きれいにしめじが並んでいく様子は、見ていて気持ちが良いです。

「やってみたい!!」我が家の子供たちが言いました。

「やってみたい!!」私も強く思いました。

こうして、我が家では、何かをソート(整列)できる機会を日々うかがっていたのです。

 

ソート(整列)できるチャンスが到来です!

ついにソート(整列)ができるチャンスが訪れました!

我が家に大量のサツマイモがやってきたのです。

 

・常温保存するものであること。

・多少触っても駄目にならない丈夫さを持っていること。

・さまざまな大きさがあること。

 

サツマイモがもつ特徴のどれもがソート(整列)に適しています。

このチャンスは逃してはいけません。

私たちは、しめじソートならぬ、サツマイモソートを行うことを決めました。

泥付きのサツマイモだったので、玄関で行いました。

 

 

まずは、長男が感覚でサツマイモを背の順に並べてみました。

長男は、ピタゴラスイッチの番組でしめじソートのコーナーを見ながら、疑問をもっていました。

「テレビで紹介しているソートの手順は、本当に必要なのかなぁ。なんとなくで並べるので充分じゃん。」

私は、長男の意見に対して、賛同も反論もできませんでした。感覚で並べた場合と、しめじソートの手順通りに並べた場合で、果たして本当に違うのかが、私もわからなかったからです。

 

そもそも、番組で紹介してくれているソート(整列)方法は、プログラミングの考え方なので、コンピューターが行うには有効ですが、総合的に考えて行動できるヒトならば、感覚ソートでも同じ結果が得られるのかもしれません。どうなのかなぁ。

 

そこで我々は、長男感覚ソートとしめじソートの両方をやってみよう!となりました。

 

長男が感覚で並べたサツマイモも、結構よいかんじでした。かかった時間は3分ほど。早いです。

「次はしめじソートの方ね!」とワクワク先を急ぎすぎて、写真を撮り忘れました。。。スミマセン。

 

次に、サツマイモソートを行いました。

ソート(整列)方法は、しめじソートで紹介されていた方法を行いました。

<ソート方法>

① まずは二人組にして、背の高い方を右にします。

② 隣合った二人組の、背の高い方同士を戦わせて、勝ち抜いたサツマイモを別の場所に置きます。サツマイモAとしましょう。

③ 残った2つの組の中で、右側にある方同士を戦わせて、勝ち抜いたサツマイモBを先ほどのサツマイモAの隣に置きます。

④ 最後まで残ったサツマイモ同士で戦わせて、勝った順にサツマイモAとBの横に並べます。

  こうして4本のサツマイモがきれいに並ぶことができました。

⑤ あとは、繰り返しです。

  隣り合った組の背の高いもの同士を戦わせることで、どんどんと大きな組になっていき、

  最終的には全てのサツマイモが、きれいに背の順に並ぶことができるというわけです。

 

作業はほぼひとつだけ。「背の高いもの同士を戦わせる」だけです。

ひたすら背の高いもの同士を戦わせて…と、同じ作業を地道に繰り返していきます。

地道な作業なのですが、背の高さを競わせる競技をしているようで、幼稚園年長の次男も飽きずに取り組んでいました。

推しサツマイモができたみたいで、熱烈応援している次男にちょっとホッコリしました。

時間は8分ほどかかりました。

 

キレイにならんだサツマイモたちです。

こうして並べたのが、写真のサツマイモたちです。

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非常にきれいに並べられていますよね。

 

はじめに長男が感覚で並べたものと比べると、ピシッとそろっている感が、サツマイモソートの方が強いです。

実際、何個かのサツマイモは、長男の感覚ソートとは背の順が逆転していました。

 

なぜ、感覚ソートとサツマイモソートでは、サツマイモの並び順が違くなったのでしょうか。

 

長男の感覚ソートでは、背の高さだけでなく、横幅や厚みも判断要素になっていました。

一方で、サツマイモソートは、ひたすら背の高さだけを比べていたため、並び順が違うものになったというわけです。

 

「ヒトがたくさん考えれる能力を持っているからこその敗北だぁぁ。」と、

内容は正しいのだけれど、なんだかイタイセリフを吐きながら悔しがる長男でした。

小二の今から、コテコテのくさいセリフを好んでいる長男が、いわゆる中二病の時期になったらどうなるのか、実にたのしみです。ニヤリ。

 

次男は、単純な作業を繰り返し繰り返し行うだけで、スゴイことができたと感動していました。

 

まとめ

「サツマイモをきれいに背の順に並べる」たったそれだけなのに、しっかりと楽しめたサツマイモソートでした。

 

ちなみに、今回私たちが行ったソート(整列)方法は、正式には「マージソート」という名前とのことです。

こちらのブログで詳しく解説してくださっていました。

しめじソートのアニメーションの記憶はあるものの、プログラミング的思考力は皆無の私でも理解できる内容でした。ありがとうございます。

www.timbreofprogram.info

 

ピタゴラスイッチの番組では、しめじソート(マージソート)だけでなく、ジャガイモソート(クイックソート)などの、他のバリエーションも存在し、対象物に合わせた方法でいろいろなものを並べています。

 

大量の取り扱いしやすい何かを手に入れた時、他のソート方法も試して楽しんみようと思いますー。

 

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