ややこしいクエン酸回路は、語呂合わせでサクッと覚えてみてはいかがでしょうか。
最短でクエン酸回路マスターになりたい方は、まず中間生成物を覚えてから、炭素数の変化を覚え、最後にATPなどが生じる場所を覚える順番がおすすめです。
◆クエン酸回路の学習◆ <3つのステップ>
ステップ① 中間生成物の名前を覚える<ゴロ合わせで覚える>←今回
ステップ② 炭素数の変化を覚える→CO2が放出される場所がわかる<理屈で覚える>
ステップ③ NADHやFADH2、ATPが生じる場所を覚える<ゴロあわせで覚える>
今回は中間生成物の名前を覚える語呂合わせを紹介します。
ゴールは、白紙にクエン酸回路を自力で描けること!
クエン酸回路はこのような流れで行われています。
この内容を頭にいれておけば、大学入試でも使えるレベルの知識を手に入れたと思って大丈夫と思います。
尚、本ブログ内でのクエン酸回路では、水(H2O)の反応は省略させていただいております。必要に応じて追加してくださいませ☆
今回は、上の図の中間生成物の名前を全てかけるようにしていきます。
おすすめ語呂は、「ピザ、汗散り食えん。急ぐアサコに踏まれたリンゴはオッケーさ!」
「ピザに汗が散ってしまいました。これはもう食べられません。でも大丈夫!急いでいたアサコちゃんが踏んだリンゴなら食べてオッケー!」
といった情景を思い浮かべることができれば、完璧です!
ピザ:ピルビン酸
汗散り:アセチルコリンCoA
食えん。:クエン酸
急ぐ:イソクエン酸
ア:αケトグルタル酸
サ:サクニシルCoA
コに:コハク酸
踏まれた:フマル酸
リンゴは:リンゴ酸
オッケーさ。:オキサロ酢酸
このように当てはまります。
※サクシニルCoAは、スクシニルCoAともよばれます。同じです。スクシニルCoAで覚えたい場合は、アサコちゃんではなく、アスコちゃんに改名してあげてください★
ちなみに、この後、「いや、食えん(クエン酸)から!」と突っ込みをいれると、クエン酸回路が一回転する部分もわかるしくみになっているところがポイントです。
私の脳内ではいつも、お笑いコンビ千鳥のノブさんのつっこみ方で、「いや、食えんっ。」とつっこみを入れています(笑)
生成物名を覚えたら、それぞれの物質の炭素数を当てはめていこう!
クエン酸回路マスターへの3つのステップの一つ目はクリアです!
次はステップ②の炭素数の変化を覚えていきましょう。
クエン酸回路の炭素数の変化は、簡単な足し算でバッチリ理解できる!【高校生物】
ステップ③のNADHやFADH+の覚え方はこちらをどうぞ★