文系脳と理系脳を見分ける方法を、イメージ力(想像力・発想力)に注目して、考えてみました。
文系脳と理系脳とは、思考タイプの違いのこと!
このブログ内では、「文系脳や理系脳とは、考える時のクセのようなもの」と位置づけています。ここでは、限られた情報を受け取った時に、わからない部分を補足して考えを進めていくのが文系脳で、必要な部分だけを抽出して考えるのが理系脳と分類しています。
文系脳:物事を具体的に捉え,経験や想像力で情報を補足する考え方
理系脳:物事の特徴を捉え、共通点や相違点を抽出する考え方
どちらかの考え方だけのヒトはほとんどいないと思います。自分の日常生活を振り返っても両方の考え方を使っています。なので、完全な文系脳や100%理系脳は存在せず、どちらの傾向が強いかを調べるものと捉えていただけたらと思います。
テスト1:何をイメージする??まとめる?バラバラ?
次の文章の情景を頭の中でイメージした時、AとBのどちらに近いでしょうか?
「庭でクロネコが3匹遊んでいます。」
「花壇でニワトリが6羽走っています。」
A:同じ庭の花壇でクロネコとニワトリが駆け回っている様子
B:ある庭でクロネコがあそび、別の場所の花壇でニワトリが走っている様子
A:同じ庭にクロネコとニワトリがいる様子をイメージした人
→文系脳の傾向が強いです。
文系脳は、補足する力が強い思考タイプです。なので、元の情報にどんどん情報を追加していく傾向があります。
もしかしたら、クロネコがニワトリを追いかけて遊んでいる様子や、走り回っているニワトリに花壇の花が踏まれたりつつかれたりする様子まで色鮮やかにイメージできた人もいるのではないでしょうか。
文系脳の持ち主は、より鮮明で具体的なイメージを作り出すことができる能力の持つ主なのです。
B:クロネコとニワトリを個別にイメージした人
→理系脳の傾向が強いです。
理系脳は、書いてある情報をそのまま処理する力が強い思考タイプです。上記の文章の中には、庭と花壇の関連性や、クロネコとニワトリの関連性は示されていません。そのため、庭であそんでいるクロネコと、花壇を走っているニワトリをそれぞれイメージする傾向があるというわけです。
理系脳の持ち主は、冷静に情報を抽出できる能力の持ち主なのです。
テスト2:図形の問題を解く方法は?切る?増やす?
次の図形の面積はどのように計算しますか?ちなみに答えは 22 ㎠です。
A:全体から欠けている部分を引く
30㎠ -(2㎠ + 6㎠)= 22㎠
B:分解して計算してから足す
10㎠ + 12 ㎠ = 22 ㎠
A全体から欠けている部分を引いた人:30㎠ -(2㎠ + 6㎠)= 22㎠で計算した人
→文系脳の傾向が強いです。
文系脳は、不足分は補っていく思考タイプです。そのため、まずは補足し、大きな四角形としてから、必要な部分を見つけていくのです。
B分解して計算してから足した人:10㎠ + 12 ㎠ = 22 ㎠ で計算した人
→理系脳の傾向が強いです。
理系脳は、得た情報の中で解決しようとする思考タイプの持ち主です。そのため、書かれているものの中で四角形を見つけ、必要な部分を集めていくのです。
◎まとめ
いかがでしたでしょうか。
イメージ力(想像力や発想力)の違いに注目した、理系脳と文系脳を見分ける方法を集めてみました。
なお、文系脳と理系脳では、どちらがよいというものは存在しません。あくまで考え方のクセなのですからね。自分の思考の傾向を見つけられれば、物事の理解度を早めたり深めやすくなったりするのに、役立つのではないでしょうか。
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