文系脳?理系脳?どちらだろう?自分の思考タイプがわかる簡単3つの方法!
よく、理系脳や文系脳に思考のタイプを区別することってありますよね。そこで、理系脳と文系脳を見分ける方法をご紹介します。自分がどちらの思考タイプよりなのかを知りたい時に試してみてください。
文系脳と理系脳とは、思考タイプの違いのこと!
このブログ内では、「文系脳や理系脳とは、考える時のクセのようなもの」と位置づけています。
そもそも、理系脳や文系脳とよばれる脳みそがあるわけではありませんよね。
同じ課題を10人に提示し、全員が全く同じ結論を導き出したとします。しかし、その結論にたどり着くまでに、どのように考えたのかというところまで比較すると、おそらく全く同じ人はいないのではないでしょうか。理系脳や文系脳とは、そんな多種多様な考え方を、ざっくりと2つに分類したものと捉えています。
どう考えたかに注目して分類する!
分類する際の基準は、考え方に注目しています。限られた情報を受け取った時に、わからない部分を補足して考えを進めていくのが文系脳で、必要な部分だけを抽出して考えるのが理系脳というわけです。
★文系脳★
経験や想像力で情報を補填する考え方
物事を具体的に捉えられる
★理系脳★
共通点と相違点を抽出する考え方
物事の特徴を捉えられる
あなたはどっち?文系脳と理系脳の見分ける方法
方法1:図をかいてもらう
次の問題を「図をかきながら」解いてみてください。
リンゴが6個あります。太郎くんと花子さんで分けた時、一人何個ずつ食べられますか?
答えは3個ですよね。多くの方は図や計算式を書かなくても解くことができる、簡単な算数の問題です。
これをあえて図をかいてみてください!
文系脳と理系脳を見分ける時に必要なのは、正解の答えを導きだせるかではありません。どのような図をかくかです。
方法1の結果…詳細な図を描くほど文系脳!
どのような図がかけましたか?
詳細な図を描いた人は、文系脳の傾向が強い人といえます。
単純な図になるほど、理系脳の傾向が強くなります。
<判定結果>
◎詳細な図を描いた人 → 「文系脳」の傾向が強い人!
◎単純な図を描いた人 → 「理系脳」の傾向が強い!
文系脳は得た情報を素直に受け取り、足りない部分は補足する傾向があります。
そのため、問題文にある「太郎君と花子さん」「リンゴ」という部分も忠実に図に反映されています。
一方、理系脳は答えに必要な情報だけを取り出そうとする傾向があります。そのため、問題文の「リンゴ」は「物体を表す〇」、「太郎君と花子さん」は「二つにわける線」として取り出した図が描かれたというわけです。
どうして図をかくことで、文系脳と理系脳を見分けることができるのでしょうか。
文系脳と理系脳の違いは、「結論にたどり着くまでの思考の違い」です。考え方は目で見ることができませんよね。そこで、本来は見ることができない考え方を、図を描くことで見えるようにしようというのがこの方法というわけです。
方法2:写真を見せて、どんな写真かを言葉だけで説明してもらう。⇒たとえばなしの数に注目!
つぎの写真を言葉だけで伝えてみてください。
ちなみに、この写真である必要は全くありません。何でも大丈夫です。
たとえばなしを多く使って説明した場合は理系脳の傾向が多く、細かい部分の説明を多くした場合は文系脳の傾向が強いと見分けることができます。
一見、数値や事実を好む理系脳の印象がたとえ話を多用するのは、違和感を感じる方も多いかもしれません。しかし、理系脳の思考タイプは、必要な情報の抽出です。なので、自分がたとえ話をいくつも提示すれば、相手は全ての話に共通する部分を抽出し、自分の伝えたい内容を伝えられると無意識に考えているのだと思います。このため、理系脳はたとえばなしを多用する傾向がつよいのです。
<判定結果>
◎説明に詳細な内容が多い→文系脳
◎説明にたとえ話が多い→理系脳
方法3:いくつかの情報の中の印象に残ったことを聞く→何が印象に残ったかに注目!
つぎの文章を聞き、頭の中で情景をイメージしてみて下さい。
部屋に赤い花が3輪咲いています。
屋根に青い花が3輪咲いています。
同じ部屋に赤い花と青い花が咲いている様子をイメージした場合は、文系脳の傾向が強く、赤い花が咲いている部屋と青い花が咲いている部屋の様子をイメージした場合は、理系脳の傾向が強いと見分けることができます。
<判定結果>
◎一つの場面に合体した→文系脳
◎それぞれの場面のまま→理系脳
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
ちなみに、文系脳と理系脳では、どちらがよいというものは存在しません。あくまで考え方のクセなのですからね。自分の思考の傾向を見つけられれば、物事の理解度を早めたり深めやすくなったりするのに、きっと役に立つと思っています。