トウモロコシの栽培記録
庭付き中古一軒家を買ったら、小さな庭に小さな畑がありました。この度、トウモロコシを栽培に挑戦です。
- 私の家庭菜園習熟レベルは2
- 作戦「アワノメイガと出会わない!!」
- 230304 種付け&トンネルがけ
- 230314 発芽しない!
- 230419 トンネルの天井突破!
- 230420 間引きを忘れました。。
- 230508追肥
- 230515雄穂確認!!
- 0523雌穂確認!受粉させました!
- 0527鳥被害もあるのか!
- 0601雌穂の髭が茶色になってきたぞ
- 0614収穫!!甘い!!甘いぞー!!
- まとめ 害虫対策「は」大成功!
- 結論!おおむね良し!!
私の家庭菜園習熟レベルは2
家庭菜園レベル★★☆☆☆
過去に市営の市民農園を借りた経験あり。野菜を育てるのは好き!だけどわからないことたくさん!というレベルです。
作戦「アワノメイガと出会わない!!」
トウモロコシ作りの最大の難点は、アワノメイガの幼虫の食害と言われています。
家庭菜園をしていますが、虫は得意では無い私。多少つぶの揃っていないトウモロコシは構いませんが、ぜっったいにアワノメイガの幼虫には来てほしくありません。
とはいえ、素人が農薬に手を出すのも抵抗感があります。
そこで、私は、秘策を思いつきました。
題して「早いうちにから、極早生種のトウモロコシを早めに植える事で、アワノメイガの被害が全盛期になる前にトウモロコシを収穫してしまう作戦」です!!
データ上は、早く育てれば、アワノメイガに会わずに過ごせことに気がついたのです。
アワノメイガは、幼虫で越冬し、6月ごろに成虫になり、トウモロコシの雄花の匂いにつられて飛来し、卵を産みます。そして、8月ごろにその第二世代の幼虫たちがトウモロコシを食い荒らしまくると言われています。
と、いうことは、6月過ぎまでに、トウモロコシが収穫できてしまえば、アワノメイガの被害を受ける事なく、取り立てのトウモロコシを収穫できるのです。データ上は。
栽培方法は、以前まとめた方法に沿って行いました。
230304 種付け&トンネルがけ
まず90センチ幅の畝を作りました。とうもろこしのタネを一穴につき3粒づつ植えました。土で覆い、お水をたっぷりあげました。
トウモロコシの品種は、「早どり あまいバンダム」を選びました。早生種と書かれたていたのが選んだ決め手です。何しろ今回は、虫被害が出る前に実らせたいのですから、早く実る品種はピッタリだと考えたからです。
種まきのつぎに、取り組んだのは、
畝のトンネルがけです。
トウモロコシの発芽の温度は10℃程。まだ夜の気温が5℃付近になる3月初旬ですから、トンネル掛けで地熱を温めることで、発芽を促す計画です。
ちなみに、材料はすべて100均で調達です。
お手軽家庭菜園者の味方!
あとは芽が出てくるのを待つばかりです。
発芽が10〜14日とあります。楽しみ楽しみ。
230314 発芽しない!
10日経つのに、芽が出ません。ひとつも!!
やはり寒すぎたのかしら。腐っているのかしら。。。。
居ても立っても居られない私は、穴の一つをホジホジ掘って種を取り出して、どうなっているかを確認してみることに。
種、ありました。
根っこ出てる!芽出てる!!
しっかり発芽の準備を整えていたようです。
ごめんねぇ。種に謝りながら土に戻しました。
その後ですが、次第にいくつかの発芽を確認できるようになりました。
トンネルがけで対策しているとはいえ、やはり気温が低い中の発芽は、通常よりも時間がかかるようです。発芽率も良くありません。3粒蒔いたはずの一つの穴から、3つ全て発芽したものは一つもありませんでした。それどころか、0個もありました。これも次期を早めている弊害なのかもしれません。
230419 トンネルの天井突破!
無事に発芽した後のトウモロコシ達は、順調に大きくなっています。背丈もだいぶ伸びてトンネルの天井に届き、窮屈そうです。
そろそろトンネルを取り外す時かしら。
しかし、まだ寒い日もあり、いきなりはかわいそう。。
私は窮屈そうな上の部分だけ穴を開けることに。これできっと大丈夫!!
230420 間引きを忘れました。。
しまった。。間引きを忘れていました。。
本来ならば15cmくらいで2本立てに、30cmくらいで1本立てにするのですが、何せ発芽率が良くなかったので、1回目の間引きは必要無し。そのまま2回目の間引きも忘れていました。。
このまま突き進むべきか、それともすくすく育ったトウモロコシを間引くべきか。。もったいなくて、間引くのに躊躇。このままでも大丈夫かな?
230508追肥
だいぶ大きくなって来ました!
でも不揃い。大きい子とまだまだ小さい子が混在しているぞ。
大きい子はそろそろ雄穂が出て来ても良いのだけど…
ここからは追肥が大事とのこと、いっぱいお食べーと有機肥料をパラパラ撒きました。
トンネルもこの時外しました。
230515雄穂確認!!
順調に育っている株3つに、雄穂ができていることを確認しました!!
やったぁ!嬉しいです!
しかし、雄穂が出て来た株も、背丈がまだ1mにも達していません。
小さく無いかしら??
アワノメイガは雄穂の匂いにつられてやってくるとのこと。ここから、注意深く見ていこうと思います。今のところ、気配無しです!!
トウモロコシの生育段階としては、雄穂ができると、いよいよ雌穂ができる過程に入ります。追肥と水やりが大事とのこと。頻繁にあげていこうと思います。トウモロコシ、できると良いなぁ。。
0523雌穂確認!受粉させました!
雄穂を確認した3株には、無事に雌穂も確認することができました。
モシャモシャのヒゲが可愛らしい。
このヒゲの数が、トウモロコシの粒の数です。
つまり、このヒゲ一本一本に雄穂の花粉がつかなければ歯抜けのトウモロコシになってしまうということです。
本来は風が受粉を媒介するトウモロコシですが、せっかくなったトウモロコシですから、私は念には念を入れて人工的に受粉をさせることにしました。雄穂を切り取り、雌穂のヒゲの上でフルフルフルっと揺らしました。雄穂から雌穂に向かって、細かな花粉が降り注ぎます。
これにて、受粉完了。
あとは祈るのみです。無事に大きくなりますようにっ。
0527鳥被害もあるのか!
人工受粉をした雌穂は、順調に日々少しずつ大きくなっています。その様子は、とても嬉しく、温かい目で成長を見守っていました。
今朝のことです。やけに小鳥の声が響き渡る庭を覗いた私は、思わず声を上げてしまいました。五、六羽ものスズメが一番実りの良い雌穂に群がっているではありませんか!!
トウモロコシだものね。鳥の大好物に決まっています。
私はトウモロコシを網で覆うことにしました。これで鳥にも食べられずに、実りを迎えることができるはずです。
0601雌穂の髭が茶色になってきたぞ
収穫時期の目安となる雌穂の色が、少しずつ変わってきました!実はもっとパンパンに膨らむのをイメージしていましたが、非常に控えめです。これからなのかしら。。
0614収穫!!甘い!!甘いぞー!!
ついに収穫の時がやってきました!!
初回にできたのは4本です。
トウモロコシを手で持ち、ぐいっと下に引くとポリッと収穫をすることができました!
皮を剥くと、結構しっかり身が詰まっていることが確認できました。受粉もうまく行ったみたいです。よかった。
もう少し待ってからの方が、上の方までさらに黄色くなったのかもしれません。少し焦りすぎたかも。。
一番左側のトウモロコシの上の部分がベビーコーン状態です。どうやら、受粉ができていない証拠とのこと。花粉フリフリが足りなかったか…。
火を通すと、黄色も一層鮮やかになりました!
そのままガブリと頂くと、
甘いっっ。とても甘かったです!!
鮮度が落ちるのが早いトウモロコシ。採ったらすぐに食べられる家庭菜園ならではの贅沢な甘さを満喫できました!
もっと黄色味を充実させてから食べたら、もっともっとあまかったのではないかしら。
まとめ 害虫対策「は」大成功!
アワノメイガ対策として、トウモロコシの早期栽培に挑戦しました!
その結果は…
⚫︎アワノメイガ被害は無し!大成功!!
今回の方法を使えば、アワノメイガが活発になる前に収穫までを終えることができることがわかりました!
収穫後にしばらく残していたトウモロコシからはアワノメイガの幼虫を見つけたことからも、トウモロコシや畑の場所が原因ではなく、
栽培時期を早めたことによるものだとわかります。
しかし、早期栽培が原因で、うまく行かなかったところもありました。
〈うまく行かなかった〉
⚫︎発芽率が低い!成長率が悪い!
24粒中、発芽したのは16粒。
収穫できたのは最終的に6本でした。
背丈も1mくらいまでしか伸びませんでした。
茎の太さも細かったです。
成長が振るわなかったためか、どの株も2番雌花をつけることはありませんでした。
結論!おおむね良し!!
トウモロコシの早期栽培は、アワノメイガ対策としては有効!
ただし成長率が下がるので、追肥回数を増やす等の対策が必要!
私的には、早期栽培は非常によかったかなと思います。
栽培時にはアワノメイガの幼虫被害ににイライラしなくて良いし、調理する時もビクビクしながらトウモロコシの皮を剥かなくて良いので、非常に快適でした笑