我が家の長男は、小学校1年生から現在まで、算数検定を受けています。
長男と私の共通の趣味に位置づけられており、学校の算数の授業の進度は全く気にせず取り組んでいる存在です。
親子ともども、結構たのしく取り組めているので、記録に残しておこうと思い、この記事を書くことにしました★
ちなみに、「算数検定」を受けることを決定した経緯や、先取り学習になってしまう事への懸念と我が家の対策については以前に書いています。よろしければご覧ください。
算数検定・数学検定について
まず、算数検定・数学検定について、ざっくりとご紹介します。
算数検定・数学検定(実用数学技能検定)は、算数・数学の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を図る検定です。
1級~11級は、文部科学省からも後援されているそうです。
特徴としては、「全ての級が記述式であること」があげられます。
答えが違くても、考え方が合っていたら部分点がもらえたりするようです。
また、「受験資格は問わないこと」も特徴の一つといえるでしょう。幼児から90歳を超えたお年寄りまで、さまざまな人が受検しているようです。
そんな算数検定を長男と私で受けていくことに。受検資格は問わない検定なので、どの級から受けてもよいのですが、せっかくなので、一番最初の11級から順番に受けることにしました。私も長男もゲームでは、アイテムコンプリートを目指すタイプなのです。
検定は、個人受検と団体受検とで日程や受検費が分かれているのですが、(団体受検の方が安い)、どの組織にも属していない私達は、個人受検でうけることに。
個人受検は春(4月)と夏(6or7月)と秋(10月or11月)の年3回実施されるようでした。
結果
「長男の学年」と「受けた級」や「結果」を記します。「備考欄」には、実施した対策や出来事を書いています。
なお、2020年4月から、11~9級は個人受検の対象級ではなくなったので、ご注意ください。
1)小学1年生6月【算数検定11級(小学校1年生程度)】
小学1年生6月【算数検定11級(小学校1年生程度)】
18点「合格」(20点満点中70%以上で合格)
備考:テストの対策は、過去問題集(6回分)を解いただけ。内容についてよりも、初めての検定なので検定の様式に慣れることを重視した対策を行った。
練習用の解答用紙は本番サイズに拡大コピーがおススメ!【算数検定11級】
2)小学1年生10月【算数検定10級(小学校2年生程度)】
小学1年生10月【算数検定10級(小学校2年生程度)】
18点「合格」(20点満点中70%以上で合格)
備考:テストの対策は、過去問題集(4回分)を解いただけ。当日、受検票を忘れてしまう失態があったものの、なんとか受検できた。受検票を忘れても証明写真を持っていけば、後日の作業が発生せずに、受検できることがわかった。
受検票を忘れた!でも仮受検票を用意してくれて大丈夫でした。【算数検定10級】
3)小学1年生2月【算数検定9級(小学校3年生程度)】
小学1年生2月【算数検定9級(小学校3年生程度)】
18.5点「合格」(20点満点中70%以上で合格)
備考:個人でも、「提携会場受検」という形で、団体受検と同様の日程でも受検できるらしい。個人受検は、秋以降は無くなってしまうので、ありがたい。
テストの対策は、掛け算九九を暗記カードを使って覚えたのち、過去問題集(6回分)を解いた。
4)小学2年生6月【算数検定8級(小学校4年生程度)】
小学2年生6月【算数検定8級(小学校4年生程度)】
27.5点「合格」(30点満点中70%以上で合格)
備考:8級から、問題数が増え、30点満点に。時間も50分間に長くなった。
本来、4月受検として申し込んだが、ウイルスの大流行で6月に延期された。
対策は、過去問題集を解きながら、知らない内容を説明していく感じで学習を進めた。問準備期間が長くとれたため、最終的に過去問題集6回分を3回繰り返した。18回。これだけやると、やはりしっかりとした点数がとれるようだなぁと実感。
5)小学2年生8月【算数検定7級(小学校5年生程度)】
小学2年生8月【算数検定7級(小学校5年生程度)】
23点「合格」(30点満点中70%以上で合格)
備考:8級を受けてから2ヶ月後の日程で申し込んだ。
5年生の内容は長男にはわからないことだらけだったので、過去問題集以外に別の問題集を1冊買うことに。
そして、1ヶ月で問題集を全て終わらせ、残りの1ヶ月で過去問をするという、ハードなスケジュールを立ててみた。
夏休みだったことに救われて、なんとか終わらせ、合格点に達することができたものの、平均点の25点より下回ってしまった。余裕をもった計画が大事と痛感。1ヶ月で問題集1冊を終わらせた長男のガッツはしっかりとほめてあげようと思う。
6)小学2年生1月【算数検定6級(小学校6年生程度)】
小学2年生1月【算数検定6級(小学校6年生程度)】
21.5点「合格」(30点満点中70%以上で合格)
備考:21点以上で合格なので、本当にギリギリの点数での合格!
5年生時の内容を駆け抜け学習した弊害がでているのかもしれない。
特に「比」については、概念がしっかりと理解できていない様子。日々の生活の中で、比を使っていこう。「200mlの牛乳を2つのコップに2:3になるように入れて」とか言っていこう。
テスト対策は、7級と同様、過去問題集と6年生の内容の問題集を準備し、6年生の内容の問題集を解いた後、過去問題集をといていった。
不本意な点数であったが、不合格になるまでは、次の級を受け続けることに。
6)小学3年生4月【数学検定5級(中学校1年生程度)】
小学3年生4月【数学検定5級(中学校1年生程度)】
1次:24点(30点中70%以上で合格)/2次:15点(20点中60%以上で合格)
「合格」
備考:5級から「数学」検定に名前が変り、一次検定と二次試験がおこなわれることに。一次は「計算技能検定」、二次は「数理技能検定」というらしい。計算力の一次と思考力の二次ってかんじかしら。
受検会場で、中学生に交じって椅子に座る長男が、いつもよりもやけに小さく見えて、私的には面白かった。
結果は、今回もギリギリで合格だった。そろそろ不合格になるかと思っていたが、なんとか今回も合格を勝ち取ったようだ。しかしながら1次も2次も平均点よりも悪い点数である。
テスト対策は、過去問題集だけを購入した。過去問を1回分とくと、2時間かかり、そんな時間はつくれないので、分割して解いていった。できなかった問題は、ノートに類題を解いていくかんじで弱点を埋めていった。ちなみにこの過去問題集、6級までは6回分が入っているのだが、5級からは4回分に。減っている。いや。一次と二次があるのだから、むしろ増えているのか。
反省点:過去問に載っていない1年生の内容は、全く対策をしなかったこと。中央値の求め方やコンパスを使った作図などだ。過去問には掲載されていなかった内容が当日の試検では出題されたらしい。長男は手も足も出なかったらしい。そうだよね。教わっていないものね。出題範囲は一通り教える方がよいと痛感。今後に生かそう。 ごめんよ。長男。
親子で楽しめる算数・数学検定!
私は、テレビゲームのジャンルでは、育成シュミレーション系のものが好きでした。アトリエシリーズなどの、主人公の行動予定をたてて、目的の結果を目指すジャンルです。
親子で取り組む算数検定は、リアル育成ゲームともいえる楽しみがあるように私は感じています。
検定合格という目的に向かって、計画をたて、弱点を見極め、対策を練る。長男のモチベーションパラメータにも気を付けて、アメとムチを使い分け、やる気を失わないようにする。いきなり難しい問題を与えるとやる気が急降下するし、全て一方的に解き方を伝えてしまうとやっぱりやる気が低空飛行する。
だから、適切な難易度と量の問題を、自分でひらめきながら解いていけるようにすることが大切なのだと感じています。
この検定を選んでよかったなと思ったところは、不合格になってもがっかりするだけなので、お気軽であることだと思います。失敗してもゲームオーバーにならず、何度でも挑戦できるからこそ、プレッシャーなく私も長男も楽しめ、続いているのだと感じています。
4級からは、日記のように日々の学習記録を書いていけたらなと思っています。
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